2014.01.31更新

摂食・嚥下障害の原因としては、
1.器質的原因(通路の異常)
  ・舌や喉、食道など構造そのものの障害
2.機能的原因(運搬動作の異常)
  ・嚥下に必要な器管を動かす神経や筋肉などの障害や、頭部外傷による意識障害
3.加齢に伴う摂食・嚥下機能の低下
  ・むし歯や歯周病により咬む力が低下し、嚥下に関わる筋力も低下
  ・唾液分泌量の減少や味覚の変化
  ・多くの合併症による基礎体力の低下
などがあげられます。


 

投稿者: またほ歯科

2014.01.29更新

摂食・嚥下障害について説明します。
・高齢者の3人に1人は肺炎で死亡しています。
・高齢者では誤嚥による肺炎が多く発生しています。
・気づかないうちに誤嚥が起こっています。これを不顕性誤嚥といいます。

摂食・嚥下障害が疑われる症状について説明します。
・食べたり飲んだりする時に、ムセたりせきこんだりします。
・よだれがたくさん出ます
・食べ物や飲み物を、ゴックンしても飲み込めません。
・食べ物を見ても反応しなかったり、拒食したりします。
・食べ物や飲み物を、ゴックンしても飲み込めません。
・食べ物を見ても反応しなかったり、拒食したりします。
・よく発熱したり肺炎を繰り返します。
・声がゴロゴロ、ゼエゼエします。
・食事をポロポロこぼしたり、あるいは口に取り込めなかったりします。
・食事時間が長くなったり、食事中疲れてやすんだり、食事の量が減ってきたりします。
・水分やパサパサした食べ物を嫌うなどして、飲食の好みが変わってきます。
・理由もなく体重がへってきたり、脱水症状でカサカサしていたりします。


 

投稿者: またほ歯科

2014.01.27更新

トゥースエッテとコップの工夫について説明します。
トゥースエッテ
写真左は割り箸を用いて、綿花やガーゼを巻いたウェッテです。
写真下は市販されているもので、柄の先にスポンジが付いています。

ペットボトルを利用して
ペットボトルの側面を切り開いて、テープを貼って作成します。
これを頬にあてがい、口の横から水を吐き出してもらいます。


 

投稿者: またほ歯科

2014.01.24更新

口腔清掃の補助器具としては、
①歯間ブラシ・フロス
歯間ブラシには色々なサイズがあり、歯の状態に応じて使い分けします。
またフロスについては、指に絡めて使用します。
②トゥースエッテ
③電動ブラシ
④舌ブラシ
舌苔を除去するのに用います。さまざまな形のものがあります。
⑤コップの工夫
などが上げられます。


 

投稿者: またほ歯科

2014.01.22更新

口腔ケアの実践をしている写真です。

介助による歯みがきをしているところで、
左側写真のように1本だけ残っている歯についても、
右側写真のように介護者を指導して磨けるようにしています。

歯ブラシの工夫として、
歯ブラシの柄のところへ手型に合わせたシリコンを取り付けて、握りやすくしています。


 

投稿者: またほ歯科

2014.01.20更新

舌苔の写真です。舌中央が白くなっています。

食物残渣、唾液成分、細菌、微生物、剥離した上皮などが舌に苔状に堆積して出来るもので、
原因として、
・老化に伴う唾液腺の変化
・唾液分泌能の低下
・口腔粘膜の乾燥と滑らかさの減少
・舌運動障害や嚥下障害に伴う自浄作用の低下
などがあげられます。


 

投稿者: またほ歯科

2014.01.17更新

誤嚥性肺炎と口腔の汚れの関連について説明します。
①食物残渣とは咀嚼された食べかすのことを言います。
②歯垢は食物残渣が歯の表面に糊状に付着したもので、70%が細菌です。
③歯石は歯垢が石灰化したものです。


 

投稿者: またほ歯科

2014.01.15更新

誤嚥性肺炎と口腔の汚れの状態について説明します。
①歯垢(プラーク)が付くところとしては、食物残渣の溜まるところや歯根の露出部・補綴物との境等があります。
②舌苔の付着するところは、主に舌背を中心にして付着する。なお舌苔の色にも注意が必要です。
 (通常→白色・極度な嚥下障害→黄褐色・薬物によって→黒色)
③義歯の汚れ(カンジダ菌などのカビの温床)が付くところは、粘膜と接する面・床と人工歯の境目・鉤の裏側と鉤と床の境目などがあげられます。


 

投稿者: またほ歯科

2014.01.10更新

誤嚥性肺炎を起こす環境とは
・嚥下および咳反射の低下
・口腔衛生管理の低下
・全身的抵抗力の低下
・胃、食道逆流
などが上げられます。


 

投稿者: またほ歯科

2014.01.08更新

口腔ケアの重要性について説明します。
口腔ケア開始後に総菌数およびレンサ球菌数が顕著に減少し、ブドウ球菌、カンジダ菌の検出率も一気に減少しました。
これらのことから咽頭細菌の変動をおこすには、薬液による含嗽では効果は低く、歯磨きなどの物理的な清掃を用いた口腔ケアが効果的であることがわかりました。
・疾病予防として考えられる疾病には、
  1.むし歯、歯周疾患  2.口臭  3.口腔乾燥   4.舌苔  5.口内炎  6.口腔内細菌感染   7.カンジダ症  8.誤嚥性肺炎などがあります。
・口腔の障害の改善としては、
  1.疼痛の軽減  2.潰瘍などの創傷治癒の促進  3.適当な湿り気  4.味覚の維持などがあります。
・栄養の摂取としては、
  1.血行をよくする  2.唾液の分泌促進  3.食欲の増進  4.栄養の摂取がしやすくなる。
・QOLの向上(生きがい・爽快感)としては、
  1.言語が明瞭になる  2.対人関係の円滑化   3.適切な義歯  4.美しさの保持   5.生活に対する意欲が向上する
などがあります。

投稿者: またほ歯科

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